DIY作品⑫ 木材を1cm単位で切り出すための丸のこ治具

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家族de夫
家族de夫

これを作ったおかげで、ツーバイ材を細く切り出す効率大幅にアップしました。

今回は、木材1cm単位で切り出したくて作成した丸のこ治具の紹介です。

丸のこ治具と言えば、丸のこ定規がメジャーですね。

簡単に作れて、引いた線の通りに切断できる丸のこユーザー必須アイテムです。

ただ、これだけだと、1cm間隔のような細い材を切り出すには無理が出てきます。

材を固定することが難しいですからね。

ネットでは、色々な方が丸のこ治具や丸のこスライダー、丸のこスタンドなどを作成されていて、すごいなぁと感心してしまいます。

しかし、私にそれだけの技術・時間・予算がなく、簡単にできないかなぁと考えて作成したのが今回の治具です。

「簡単1cm幅で切り出せる治具を作りたい!」という方は参考になるかもしれません。

1.仕組み

今回作成した丸のこ治具は次の図のような仕組みになっています。

切断したい板材を黄色部分のAパーツ(捨て板部分)赤色部分のCパーツ(長さ調節部分)ではさみ、青色部分のBパーツ(丸のこ定規部分)に沿わせてカットするという仕組みです。

この図を写真にすると次のようになります。(ベニヤ板の場合

写真に全体像が映ってなくて申し訳ない…。

さて、ベニヤ板の場合、切断する木材がCパーツよりも薄い状態になります。

とはいえ、両サイドから板材を挟んでいるため、ズレることはありません。

ただし、上からの抑えが利かない分、丸のこと一緒に板材もスライドしてしまうので、ベニヤ板を丸のこ側に送り込みながら切断する感じになります。

一方、Cパーツよりも厚い2×4材のような場合は、下写真のようになります。

写真には写っていませんが、最初にイラストにあったように同じ厚みの板材をセットすることで水平がキープされ、問題なく切断できます。

注意してほしいのは、この治具を、捨て板の引っ掛かり部分に押し付けながら切断しないという事です。
イラストで言えば、治具を右側に押し付けながら切断するのは駄目という事です。
丸のこの刃が、木材に挟まれてキックバックが起きてしまう可能性があります。
挟み込む形で木材のずれを防ぐ仕組みの治具なので、挟んだ後は力は上からかけて抑えるだけにしてください。
できれば、クランプなどで固定するのが望ましいです。
いずれにせよ、丸のこの仕組みとキックバックについてよく知らないという方は、まずはそのことについて勉強されてから取り組んでください。

2.完成品

先ほどの図のAパーツ(捨て板部分)です。↓
今まで使用していたものに、直線の木材をボンドではりつけてビス止めしただけです。

こちらがBパーツ(丸のこ定規部分)Cパーツ(長さ調節部分)を組み合わせたものです。↓

3.材料

・ベニヤ板(910×600くらい) → Aパーツ(捨て板部分)
(350×400) → Bパーツ(丸鋸定規部分)
(460×50)→ Cパーツ(長さ調節部分)
・パイン材(910×30)→Aパーツ(捨て板部分)
(460×300)→Cパーツ(長さ調節部分)
※材料に関しては、自宅に余っていたものを使っているので、正直てきとーです・・・。治具は作りたい大きさも、人によって様々だと思うので、ご自分の好みに合わせて大きさを調節してください。私の場合、方眼用紙のサイズに合わせて30cm×40cmくらいになるようにしました。
・ボルト(5M、5cmくらい) 2本
・蝶ねじナット(5M) 2個

4.作成手順

(1)Aパーツ(捨て板部分)をつくる

ベニヤ板に直線パーツをボンドで貼り付けてビスで固定するだけです。

注意点としては、ゆがみのない直線のあるものを貼り付けることでしょうか。

ホームセンターのカットサービスを利用するのが良いと思います。

簡単なことですが、この引っ掛かり部分があるだけでも、捨て板がぐんと使いやすくなります。

これだけでもオススメです♪

(2)Bパーツの丸のこ定規部分を作る。

いわゆる丸のこ定規と同じつくり方です。

私の丸のこはベースの幅がだいたい90mmなので、右側から95mmのところにレールとなるパイン材をはりつけました。(木工用ボンドで固定し、裏からビス止めしています。)

あとは、自分の丸のこをレールに沿わせながらカットすればOKです。↓

裏面には定規がわりになる方眼紙を貼り付けました。↓

これでBパーツは完成です。

(3)Cパーツ(長さ調節部分)を作る

Cパーツの材料は、Bパーツの材料よりも上下3cm(合計6cm)長いものを使いました。
使ったのは、18mm厚のパイン材とベニヤ板です。(家に余っていた材料です。)

Cパーツの材料となる2つを端でそろえて重ね、ベニヤ板側から穴をあけます。

次にパイン材側からφ6mmのドリルでボルト頭が収まる部分をあけます。

で、この穴の部分にボルト頭を打ち込みます。

これでボルト頭が固定できました。

あとは、両サイドに同じ処理をしたら、パイン材をベニヤ板を組み合わせて蝶ナットでとめます。

これでCパーツ(長さ調節部分)は完成です。

5.使い方

①Aパーツに、切断する板材をセットします。

②BパーツとCパーツを組み合わせ、長さを調節します。(今回は1cm幅で調節しました。)

方眼紙で長さを見ることはできますが、精度を出すためにはさしがねなどで確認が必要です。

Aパーツにセットした切断する板材にB・Cパーツをセットする。

切断する木材が厚い場合は、同じ厚さの板材をセットして水平をキープする。

可能ならクランプなどでしっかり固定した方がいいと思います。

あとは普通に切断していけばOKです。

CAUTION!
ここで、注意すべき点は、冒頭でも書きましたが、B・CパーツをAパーツの引っ掛かり側に押し付けながら切断しないという事です。
押し付けながら切断してしまうと、Aパーツの引っ掛かり部分と、B・Cパーツに挟まれて、切断した板材が丸鋸の刃を挟み、キックバック(丸鋸が逆走する現象)が起きる可能性があります!
丸鋸定規のように上からおいて使う場合は、絶対に上から抑える力のみにしてください。
できれば、クランプなどで固定して使用してください。
丸のこを使う場合、回転方向逆走した場合を理解し、怪我なく安全に使えるよう十分に配慮してください。

あとは、この治具に沿って切り出していくだけです。

1cm厚の木材や、8mm厚の木材が、じゃんじゃん切り出せます!

厚みも1cmをキープ!いい感じです!

6.まとめ

ここまでブログにまとめてみて、けっこう危険な治具を作ってしまったなぁ…と思いました。

今回は、簡単につくりましたが、いずれはもっと機能的な切り出しようの治具や丸鋸スタンドを自作したいなぁと考えています。

今回紹介した治具を使用される際には、仕組みをしっかりと理解して、危険のないようにお願いします。

DIYはあくまで自己責任なので・・・。

ケガなく事故なく楽しむのが一番です!

細い木材を簡単な治具でじゃんじゃん切り出したいという方は、挑戦してみてください!

 

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